酒田雛街道 かつて江戸や大坂との交易で賑わった酒田には、由緒ある雛人形が数多く残され、大切に保存されてきた。これらの雛人形や、江戸末期から地元に伝わる素朴な「鵜渡川原[うどがわら]人形」、さまざまな飾り物に幸せの願いをこめた「傘福」などが市内の観光施設で展示される。さらに、期間中は市内飲食店で、ひな膳・ひなランチ・雛スイーツを楽しめる。散策に役立つ雛街道パンフレットは、観光案内所・観光施設・各展示場にて配布されている。
黒森歌舞伎正月公演 江戸中期より280年以上にわたって黒森地区の「妻堂連中」によって継承されてきた農民歌舞伎。真冬に上演されるため、雪中芝居、寒中芝居などと親しまれている。伝承演目は、義太夫狂言を主として50種ほどあるが、演技や演出など中央の歌舞伎とは異なった面も見られて興味深い。その年の上演演目は前年3月の「太夫振舞」とよばれる神事で決定される。
酒田まつり 上下日枝神社の例大祭「山王祭」として酒田まつりは、慶長14年(1609)から一度も休むことなく続いている伝統あるまつり。山車行列のほかに、大獅子たちが口を大きく開け練り歩くさまは圧巻。酒田で最も賑やかな祭りとして親しまれている。※状況に応じて内容の変更の場合あり。 画像提供:酒田市
祈年祭 この祭で見られる黒川能は全国的に有名で、春日神社の神事能として氏子たちの手によって、500年以上もの間、守り伝えられてきたもの。神事、能二番、狂言一番が行われ、観能には1人5000円の玉串料が必要となる。
おおくら雪ものがたり 名物の巨大雪だるま「おおくら君」が制作されるほか、肘折トンネルから肘折いでゆ館までをろうそくの灯が彩る「幻想雪回廊」など雪国ならではの催しがいっぱい。遊び疲れたら肘折温泉郷でゆっくりしよう。