肘折さんげさんげ 出羽三山湯殿山の信仰と関わる年越しの行事で現在は1月7日に行われる。古くから伝わる山伏たちの行事で昭和34年(1959)まで続けられていたものを、昭和59年(1984)に復活させ今に続いている。無病息災、商売繁盛、五穀豊穣を願い、白装束の山伏修験者のいでたちをした人々が、ほら貝の音色とともに地区内を練り歩き、餅の振舞いなどがある。また、白装束を着て行者として参加する一般者を募集することがある。※状況により中止になる場合あり。
酒田雛街道 かつて江戸や大坂との交易で賑わった酒田には、由緒ある雛人形が数多く残され、大切に保存されてきた。これらの雛人形や、江戸末期から地元に伝わる素朴な「鵜渡川原[うどがわら]人形」、さまざまな飾り物に幸せの願いをこめた「傘福」などが市内の観光施設で展示される。さらに、期間中は市内飲食店で、ひな膳・ひなランチ・雛スイーツを楽しめる。散策に役立つ雛街道パンフレットは、観光案内所・観光施設・各展示場にて配布されている。
祈年祭 この祭で見られる黒川能は全国的に有名で、春日神社の神事能として氏子たちの手によって、500年以上もの間、守り伝えられてきたもの。神事、能二番、狂言一番が行われ、観能には1人5000円の玉串料が必要となる。